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おきなわマラソンの経済効果 中部広域圏の経済振興 <けいざい風水>


おきなわマラソンの経済効果 中部広域圏の経済振興 <けいざい風水>
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 2月18日、日本陸連公認の競技部門および市民参加型の一般部門と、同時開催の高校・一般10キロロードレース部門を併設したマラソン総合イベントとして「第29回2024おきなわマラソン」が4年ぶりに開催されました。スポーツ振興とともに、観光を含む中部広域圏の経済振興も目的です。

 フルマラソンのコースは本島中部の主要地域を回るアップダウンの多く、大勢の応援を受けながら走る楽しい大会です。勝連城跡の上り坂、田場交差点での声援、米軍嘉手納基地第2から第5ゲート。ももやま通りでは沿道からたくさんの声援が頂けます。中部最大のショッピングセンターがあるライカム交差点を抜けた先の新コース和仲トンネルの上り坂はコロナ禍以前より難易度を上げました。

 「おきなわマラソン」の参加者は14年度の1万7283人をピークに減少し、24年大会は9213人です。県外参加者は、コロナ禍前は毎年増加していましたが24年は急減し、外国人参加者は微減となりました。県内参加者もピークの半分以下の参加人数となりました。

 海外を含めた県外参加者の取り込みを行うため、各種施設等で「送迎サービス」「レイトチェックアウト」「荷物の取置」「無料シャワー利用」などのさらなる周知や強化も必要です。

 過去に算出された経済効果を基に本大会の経済効果を概算すると約3・6億円となります。マラソン大会1日でこれだけの経済効果があります。中部地域の良さを再確認しながら、参加はいかがでしょうか?

この記事を書いた人
仲村元彰 沖縄銀行 山内支店