厦門(あもい)航空(中国)は10日から、沖縄と中国福建省を結ぶ那覇―福州線の定期運航を開始する。同路線の定期運航は約9年ぶりで、厦門航空の那覇への就航は初めて。火曜と土曜に1往復ずつ、週4便を運航する。
同路線は2015年7月に中国東方航空が初就航したが、同年に運休。その後のコロナ禍などで就航が見送られてきた。
今年7月、福建省トップの周祖翼・省共産党委員会書記ら友好代表団の訪問に合わせて、厦門航空は那覇―福州線のチャーター便を運航した。玉城デニー知事と面談した周氏は、直行便の就航について「早期就航開始をともに促し、両省県の人的交流を推進したい」と意欲を示していた。
座席数は169席。福州を午後1時15分(現地時間)に出て、那覇に午後5時に着く。午後6時に那覇発で、福州に午後7時50分(現地時間)着。飛行時間は約2時間半。
初便は主に中国客から約60人の予約があるという。厦門航空の担当者は「中国では沖縄観光は人気があるので、今後も多くの搭乗を見込んでいる」と期待した。
(與那覇智早)