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沖縄公庫、八重島工業に4800万円融資 再生アスファルトの重機更新へ ソーシャル融資 


沖縄公庫、八重島工業に4800万円融資 再生アスファルトの重機更新へ ソーシャル融資  道路舗装(イメージ)
この記事を書いた人 Avatar photo 当間 詩朗

 沖縄振興開発金融公庫八重山支店は20日、舗装工事業の八重島工業(石垣市、平良聡社長)に沖縄社会課題対応企業等支援貸付(沖縄ソーシャル融資)として4800万円を融資したと発表した。道路工事などで排出されるアスファルト殻のリサイクルに取り組む同社は、再生アスファルトプラントで使用される重機の更新に充てる。

 公庫八重山支店による沖縄ソーシャル融資の実行は今回が初めて。

 八重島工業は2006年に産業廃棄物処分業許可を取得した。道路工事などで排出されるアスファルト殻を受け入れ、アスファルト再生骨材に資源化。新材と混ぜ合わせ再生アスファルトを製造している。再生骨材は県リサイクル資材評価認定制度の基準に適合する「ゆいくる材」に認定されている。

 沖縄ソーシャル融資は社会課題解決を目的に新事業を営もうとする事業者に低利で融資する公庫の制度。
 沖縄公庫八重山支店は八重島工業の事業が循環型社会の構築に寄与することなどを評価し、融資の実行に至った。 (当間詩朗)