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サンエー 増収増益 2月期中間決算 外食伸び粗利率改善


サンエー 増収増益 2月期中間決算 外食伸び粗利率改善 サンエー
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 サンエー(宜野湾市、豊田沢社長)が4日発表した2025年2月期中間連結決算は、売上高にテナント収入などを加えた営業収益が前年同期比5・1%増の1206億5500万円、経常利益が9・2%増の94億3200万円で増収増益だった。純利益は5・8%増の59億3400万円。コロナ禍からの人流回復で来店客数が増え、粗利の高い外食や衣料の売り上げが改善し増益に寄与した。

 中間期として営業収益や営業利益、経常利益、純利益はいずれも過去最高額だった。小売部門別の売上高は衣料、食品、ドラッグや家電を含む住居関連、外食のいずれも前年同期を上回り、物価高が続くことによる単価上昇も売上高を押し上げた。利益率が高い外食や衣料の売り上げが回復し、粗利率は31・8%と0・2ポイント改善した。

 豊田社長は「春よりも秋のほうが(値上げの)品数が多い。価格への反応度は当然あるので、市場を見ながら合わせていく」と説明した。

 人材確保については従業員の待遇改善を進め、10月の最低賃金の引き上げに合わせて高校生のアルバイト時給を千円に見直す方針も表明した。通期の業績予想は据え置いている。

 (當山幸都)