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沖縄初 那覇大綱挽のライブ配信にセルラーが5G新技術 スマホ多数使用でも映像の質保つ


沖縄初 那覇大綱挽のライブ配信にセルラーが5G新技術 スマホ多数使用でも映像の質保つ 13日の那覇大綱挽に向け、手綱締めの作業をする知念覚那覇市長(左から2人目)ら=11日、那覇軍港(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 13日の「第54回那覇大綱挽」で、沖縄セルラー電話とKDDIが手掛ける「5G SAスライシング」と呼ばれる技術を使ったライブ配信が沖縄で初めて導入された。琉球放送(RBC)の公式サイトとアプリでの映像中継で使われ、混雑する現場でも必要な通信品質を確保できたという。

 新たな手法では、映像中継と観客が利用するスマートフォン(スマホ)のネットワークを論理的に分離するスライシング技術を使い、混雑するイベント現場でも安定的に通信品質を提供することが可能になった。ライブ配信には通常のカメラのほかに、小型で持ち運びやすく臨場感のある撮影が可能な専用スマホのカメラも使用した。

 沖縄セルラー社技術企画部の伊志嶺拓人・設備計画グループリーダーは「マラソン会場や、沖縄セルラースタジアム那覇での人が密集するイベントでも映像の質が確保できる。放送事業者とニーズをすり合わせたい」と話した。

 (當山幸都)