沖縄県文化観光スポーツ部は10月の入域観光客数が前年同月比25%(15万7700人)増の78万8400人だったと27日に発表した。
国内客は前年同月比7.1%(4万4900人)増の67万2900人だった。国内客のみでみると、修学旅行客の増加や県内イベントの開催などから、前年同月とコロナ禍前の19年同月を上回った。
10月は修学旅行シーズンに当たるほか、7~9日にあった那覇大綱挽まつりなどの県内イベントの開催、横浜発着大型クルーズ船の寄港が2回あったことなどから、好調に推移した。
11月の集計は、修学旅行の最盛期となることに加え、沖縄大交易会などの見本市、ツール・ド・おきなわなどのスポーツイベントへの来訪が期待できる。
前年同月は2700人だった外国客は、海路の乗務員ら1万2300人を含み、約4.2倍(11万2800人増)の11万5500人となった。外国客は入域客全体の14.6%を占める。
(與那覇智早)