タクシー事業を展開するnewmo(ニューモ、東京、青柳直樹代表)は10月31日、来年春にも県内でのタクシーの稼働を開始すると発表した。導入台数は未定だが、タクシー配車アプリや他タクシー事業者との提携を進めることで新たな交通手段を提供し、地域の利便性の向上を目指す。
newmoは大阪でタクシー事業を展開する事業者らの経営権を取得し、今年1月に設立。グループで所有するタクシー車両数は600台以上で、従業員数も1千人を超える。10月にnewmo沖縄を設立した。
観光客が回復する沖縄で、公共交通機関が少ない点に着目した。県内のタクシードライバーの数が直近12年で1万41人から5246人と半減していることや、10月から沖縄本島のタクシー参入規制が解除され、新規参入や増車が可能となったことを踏まえ、沖縄での展開を決めた。
今後、沖縄での拠点立ち上げを担う人材の採用活動を進める。 (與那覇智早)