おきぎん経済研究所は10月30日、県内で開催される観光イベントが与える経済波及効果を算出できる簡易なシミュレーションシステムを作成し、同社サイトで公開した。基礎情報を埋め込んだエクセルファイルをダウンロードして無償で使える。
算出ツールは県の産業連関表を元に作成した。観光客1人当たりの消費額などの基礎データを基に計算する仕組み。
おきぎん経済研究所が通常使用する経済波及効果の算出式よりは簡素なものになっており、参加者の見込み人数や入場料、宿泊日数などの情報を入力すれば直接効果や一次、二次波及効果、雇用所得などが算出される。同研究所は「気軽に触れてもらい、経済に関心を持ってもらいたい」とPRした。
(島袋良太)