有料

年間通した新聞活用学ぶ 教員らNIEセミナー  沖縄


社会
年間通した新聞活用学ぶ 教員らNIEセミナー  沖縄 新聞をめくってNIEカレンダーの記事を探す参加者=1月27日、那覇市の沖縄タイムス社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県NIE推進協議会(仲村守和会長)は1月27日、那覇市の沖縄タイムス社で第37回おきなわNIEセミナーを開催した。テーマは「児童・生徒の心を動かすNIE教材 ~みんなで作る『新聞活用カレンダー』作り」。教員ら約10人が参加し、年間を通して授業で新聞記事を活用する方法を学んだ。日本新聞協会NIEアドバイザーの宮城英誉(ひでたか)氏(名護市立大宮小教諭)と新垣孝子氏(糸満市立三和中大度分校教諭)が講師を務めた。

 宮城氏はNIEカレンダーを「各月の新聞活用を見える化する」と説明。「計画的・継続的にNIEを実践でき、記事をストックすることですぐに活用できる。教師のアンテナも広がる」と話し、教科ごとのカレンダーなど学校現場での実践を呼びかけた。

 新垣氏は、地域や沖縄、学校の行事に関連した記事をまとめたカレンダーを紹介。「6月は梅雨の時期で、冠水の記事は防災教育にもつながる」など各月の記事活用のポイントを説明した。

 受講者は気になった記事の内容と活用する教科・ポイントをまとめたカードを月ごとに貼り付け、カレンダーを作成した。那覇市立松島中の知念未来教諭(50)は「カレンダーは月行事の掲示にも生かせる。みんなで共有できるのがいい。とても参考になった」と感想を話した。
 (豊浜由紀子)