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「核廃絶の価値発信したい」 高校生大使、ノーベル賞委訪問へ


「核廃絶の価値発信したい」 高校生大使、ノーベル賞委訪問へ 出発式であいさつする「高校生平和大使」の木場笑里さん(中央)=3日午前、長崎市
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 毎年国連に届けている核兵器廃絶署名をアピールするため、ノーベル賞委員会があるノルウェー・オスロを訪問する「高校生平和大使」の出発式が3日、長崎市であり、活水高(長崎市)3年木場笑里さん(17)は「核廃絶と私たちの活動にどれだけ価値があるのか、自分自身の言葉で発信したい」と意気込んだ。平和大使は2018年から6年連続で平和賞にノミネートされている。
 長崎県内の平和大使や署名活動を行う高校生、被爆者ら15人ほどが見送った。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長で被爆者の川野浩一さん(84)は「世界的なさまざまな活動の中で、核廃絶署名の役割は大きい。堂々と長崎の成果を世界に届けてほしい」とエールを送った。
 AICJ高(広島市)2年野田優祥さん(16)、カナディアンアカデミー(神戸市)3年藤井花(ろれあ)さん(17)も渡欧し、ノーベル賞委を訪れるほか、オスロ市長とも面会する。