沖縄在来馬保存事業実行委員会(事務局・琉球新報社)は30日、沖縄の在来馬の歴史や現状を学べる絵本の「おきなわ在来馬ものがたり」100冊を琉球大学教育学部付属小学校に寄贈した。絵本作者の梅崎晴光さんは同日、同校を訪ね、絵本を児童らに手渡した。昨年、同校の4年1組のクラスで在来馬のレースで美しさを競う「ンマハラシー」について学習したことなどがきっかけで、寄贈することになった。
寄贈された絵本は同校図書館に置かれるほか、授業で活用する予定だという。梅崎さんは児童らに沖縄の在来馬についてのエピソードについて、ユーモアを交えて伝えた。
本の寄贈を受けた、同校の元4年1組で現在5年の松田結愛さんは「沖縄在来馬のことを知らない人でもよく分かる絵本だった。これからも在来馬について勉強していきたい」と感謝した。
(福田修平)