沖縄国際映画祭、16年の歴史に幕 ゴリさん「やりきったという気持ち」


沖縄国際映画祭、16年の歴史に幕 ゴリさん「やりきったという気持ち」 沖縄国際映画祭のエンディングを飾った「Laugh&PeaceLIVE」=21日午後7時、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーと
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」(同実行委員会主催)は最終日の21日、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとや北中城村のイオンモール沖縄ライカムなどで映画の上映やお笑いステージなどがあり、午後6時からなはーとで行われたライブで、16年の歴史に幕を下ろした。初回から映画祭の顔だったガレッジセールのゴリさんは「県民の行事に定着したことがうれしかった。やりきったという気持ち」と語った。

 那覇市の国際通りでは同日、レッドカーペットが開催された。俳優やお笑い芸人ら関係者総勢756人が歩き、大勢の観客が詰めかけた。俳優の剛力彩芽さんは「幸せだなと感じた。(終わることは)さみしいですね」と終幕を惜しんだ。西川きよしさんは「映画祭、いいゴールにしていただいた。頑張ってきてよかった」と語った。

 エンディングではかりゆし58や宮沢和史さんらがライブを披露。2回目から映画祭に参加しているかりゆし58の前川真悟さんは「沖縄の人たちに、自分のいる場所が夢の世界と地続きでつながっていると感じさせてくれた」と振り返った。

 ガレッジセールの川田広樹さんは「県民がこんなに喜んでくれるイベントが終わることはさみしい。また違う形でいいからやりたい」と前を見据えた。

 20、21の両日で約5万5千人(主催者発表)が参加した。沖縄国際映画祭は今回で終了し、7月には実行委員会が解散される予定。

(田吹遥子)