沖縄のお笑い3社がタッグ! 合同ライブに特別番組…いま注目の「てんたか」プロジェクト


沖縄のお笑い3社がタッグ! 合同ライブに特別番組…いま注目の「てんたか」プロジェクト 「てんたか」に出演した芸人たち=3月1日、那覇市のライブハウスOutput
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 沖縄県内の芸能事務所FECオフィス、オリジンlil(リル)、よしもとエンタテインメント沖縄の3社が事務所の垣根を越えて連携するお笑いプロジェクト「てんたか」が今年の春から始まっている。28日には、「てんたか」による特別番組の制作と県内民放3局での放送が発表され、今後の活動に注目が集まる。3月1日に那覇市のOutputで開催された初の合同ライブを取材した。

 ライブには3社から、わさび、カシスオレンジ、しんとすけ、ありんくりん、ノーブレーキ、知念だしんいちろう、ベンビー、ハンサム、初恋クロマニヨンの人気芸人9組が出演した。合同企画の情報が交流サイト(SNS)などで広がり、チケットは早々に売り切れ。満員の観客の拍手と歓声に包まれて開演した。

 トップを飾ったわさびは「沖縄にユニバーサル・スタジオ・ジャパンを造るのが夢なんですよ」と具志堅の話から展開。「沖縄らしさがあった方が楽しいかもしれない」と小だいらくんを聞き役に、計画が広がった。しんとすけは「犬の結婚式が今後はやる」との話をしんが細かく説明し、首里のすけが全力でツッコんだ。ありんくりんは「久しぶりに公民館に入った」というクリスに、りゅうたが公民館の規則を伝えながらエイサーを教えた。細かい指導とそれに従う2人の姿がコミカルだった。

 この日MCを務めた松田しょうは「お客さんがたくさん入ってすごい状況」と驚いた様子。山城皆人は「オンの場でこんなに芸人が集合することはないので、新鮮すぎる」と語り、TOMOKIは「3社が枠を超えて一致団結し、沖縄エンタメ界の新たなムーブメントをつくっていく」と意気込んだ。

 てんたかのお笑いライブが6月7日午後8時から、那覇市のライブハウスOutputである。料金は3千円(1ドリンクオーダー制)、配信2千円。問い合わせはオリジンlil、電話098(866)6118(午前10時~午後7時)。

 (ライター・饒波貴子)


 琉球新報デジタルでは「てんたか」プロジェクトを追いかける連載を始めました。第1回の山城智二FEC代表インタビューや初ライブの詳細リポートはhttps://ryukyushimpo.jp/news/entertainment/entry-3137149.htmlから読むことができます。