【東京】広東料理の有名店「広東名菜 赤坂璃宮」が、沖縄食材に注目して料理を提供する沖縄フェア「沖縄的口福」が14日から、東京都の赤坂璃宮銀座店で始まった。27日まで。宮古島の素潜り漁で用意した魚や沖縄の紅豚、ナーベラーやシークヮーサー、豆腐ようなどが各料理にふんだんに使われている。
全国商工会連合会の共同・協業販路開拓支援事業によるもので、赤坂璃宮オーナーシェフの譚彦彬(たんひこあき)さん自身が来県し、食材を吟味して選んだ。
15日に食材の提供社や関係者を招いた賞味会が開かれた。譚さんは「沖縄の魚は広東料理に合う。魚は神経締めがしっかりされていて状態がいい。今回は楽しかった」と笑顔で料理を紹介した。
賞味会に出席した、県商工会連合会の米須義明会長は「われわれが普段食べているナーベラーやパパヤーがこういう形でおいしくなるんだと感動した。期待以上の料理で、どんどん沖縄の食材を発信してもらいたい」と絶賛した。
宮古島の素潜り漁師・高田和大さんが突いて捕った魚を手配した、水産物輸出「萌(きざ)す」(糸満市)の後藤大輔社長は、沖縄フェアのために魚を用意したと説明した。