「多くの人に届けたい」 菜の花さんが見た沖縄を映画に 那覇市で「ちむぐりさ」試写会


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平良いずみ監督

 ドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」(平良いずみ監督)の試写会が11日、那覇市の桜坂劇場で開かれた。

 同作は昨年5月に沖縄テレビ放送で放映されたドキュメンタリー番組の劇場版で、2015年、石川県から那覇市のフリースクール珊瑚舎スコーレにやって来た坂本菜の花さんが、3年間の沖縄での体験を書き続けた北陸中日新聞の連載「菜の花の沖縄日記」を中心に、基地問題に揺れる沖縄の姿を坂本さんの視線に立って描いている。映像は106分。沖縄テレビ放送の開局60周年を記念して製作された。

 上映後、平良監督と山里孫在プロデューサーの舞台あいさつがあった。平良監督は「基地問題は私たちにとって命の問題であり、暮らしの問題。菜の花さんが見た沖縄と、彼女の一つ一つの言葉をより多くの人に届けたいと製作した。ぜひ多くの人にこの作品を見てほしい」と話した。

 「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」は来年2月1日から那覇市の桜坂劇場で公開される。