「平和な社会になるように」 辺野古で見る初日の出に多くの人 雲の隙間からの光に拍手


この記事を書いた人 問山栄恵
雲の切れ間から差し込む初日の出を見詰める人たち=1日午前7時42分、名護市辺野古

  米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が進められている沖縄県名護市辺野古の浜には1日早朝から、初日の出を見ようと県内外から多くの人が訪れた。ヘリ基地反対協議会が主催する「初興し」も開かれ、安次富浩共同代表は「辺野古の闘いは勝利できる状況に来ている。未来ある沖縄を私たちの手でつくっていこう」と話し、参加者とともに新基地建設阻止に向けて決意を新たにした。
  
  この日は、日の出時刻に厚い雲に覆われ、地平線から昇る朝日は見られなかった。しかし、午前7時半すぎ、雲の隙間から日が差すと、訪れた人は拍手をしたり写真を撮ったりして思い思いの時間を過ごした。
  
  初興しでは琉球舞踊や古武道が披露され、最後は参加者全員でカチャーシーを踊った。鳩間節を踊った読谷中2年の島袋由妃さん(14)は「平和な社会になるよう思いを込めて踊った。今年は受験と踊りを両立できるよう頑張りたい」と笑顔で話した。【琉球新報電子版】