玉城デニー知事「普天間の一日も早い危険性除去と辺野古新基地建設断念を求める」 年頭あいさつ


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
2020年の仕事始めで年頭あいさつを述べる玉城デニー知事=6日午前、県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は仕事始めの6日午前、県庁知事応接室で庁内放送を通じて年頭あいさつを行い、「誰一人取り残さない社会を実現するために各部局長を中心に県民全体の奉仕者との責務を全うしてほしい」と職員に向けたメッセージを送った。

 米軍基地問題に関しては、「依然として米軍人・軍属による事件、基地に起因する事故や騒音問題が後を絶たない状況にある。今後とも普天間飛行場の早期閉鎖返還及び、運用停止を含む、一日も早い危険性の除去と、辺野古新基地建設の断念を政府に強く求めていくと共に、米軍基地の整理縮小を始め、日米地位協定の抜本的な見直し、基地から派生する諸問題の解決に全力で取り組む」と語った。【琉球新報電子版】