もちもちの自家製麺が自慢の沖縄そば まるやす(うるま市)<うちなー味まーい6>


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自家製の生麺を使った「まるやすそば」の大

 車で県道75号を北上し、平良川交差点を右折してからしばらく走ると、入店を待つ人の姿を見掛けることがある。うるま市具志川の「沖縄そば まるやす」には連日、多くの客が足を運ぶ。近くに観光地があるわけではないため地元の常連ばかりかと思えば、実は韓国や台湾など東アジアからの観光客も多い。

 人気メニューは「まるやすそば」と「とりめしセット」。「まるやすそば」はサイズが小(490円)、大(690円)、特大(790円)から選べ、本ソーキ、なんこつソーキ、三枚肉の3種類の肉を一度に味わうことができる。「とりめしセット」は特製だれで煮込んだ鶏肉を上に載せたご飯と肉の入ったそばがセットになっている。午前11時の開店後、日によっては1~2時間で完売することもあるという。

 「自家製の生麺を使っている。ほかの沖縄そばと違って、もちもちした食感が特徴的」。そう話すのは、店主の大野裕香さん(43)。お客さんの「おいしかった」という言葉にいつも励まされているという。スープも特徴的で、豚骨をベースにカツオだしを加えている。

 開店してから9年目を迎えた。客足は徐々に増え、今では昼の時間帯に100人以上が訪れる日があるほどの繁盛ぶり。大野さんは「愛情込めたそばを作って待っている」と来店を心待ちにしている。

 営業時間は午前11時~午後5時。売り切れ次第終了。火曜が定休日。うるま市具志川2921。(電話)098(974)8100。 (砂川博範)

(2019年07月22日付掲載)

そばを提供する店主の大野裕香さん=うるま市具志川