スペイン旅行から帰国の沖縄在住10代女性が感染 成田空港の検疫所で確認 無症状で「陽性」


この記事を書いた人 アバター画像 田吹 遥子
新型コロナウイルスの顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は21日、スペイン旅行から20日に帰国した本島中部在住で10代の女子学生が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。ウイルス検査した成田空港検疫所が21日午前、陽性反応を確認した。女性は無症状の感染者だった。県は空港検疫での症例のため県内発生に含まれないとしているが、県内在住者の感染確認は4人目で、10代は初めて。女性は検査結果が出る前に沖縄に移動し帰宅した。県は女性の行動歴や接触者などについて調査している。

 県によると、女性は家族と親戚6人でスペインを旅行。ほか5人の検査結果は陰性だった。女性は成田空港検疫所で検査を受け、結果が出るまで待機要請を受けていたが、結果が出る前に沖縄に移動。帰国した20日に成田空港から羽田空港を経由し那覇空港に到着、帰宅した。【琉球新報電子版】

新型コロナウイルス感染症関連のまとめページはこちら