沖縄地方が梅雨入り 全国2番目 平年より2日遅く 気象台発表


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沖縄地方が梅雨入り。霧に覆われた沖縄県西原町付近=11日午前8時30分ごろ

 沖縄気象台は11日午前、沖縄地方が梅雨入りしたとみられると発表した。10日に梅雨入りした奄美地方に続き、全国で2番目。平年よりも2日遅く、昨年の梅雨入りと比べると5日早かった。

 向こう1週間は 梅雨前線や湿った空気の影響で曇りの日が多く、雨が降る所がある見込み。最高気温・最低気温はともに、平年並みか平年より高く、15日ごろからは「かなり高温」になる予報で、気象台は熱中症や体調管理への注意を呼び掛けている。

 梅雨は曇りや雨の日が多くなり、大雨の災害も発生しやすくなるため、気象台は気象災害への注意も呼び掛けている。

 沖縄気象台によると、沖縄地方の梅雨の平年値(1981~2010年の平均)は、入りが5月9日、梅雨明けは6月23日となっている。平年の梅雨期間は45日。昨年は5月16日に梅雨入りし、観測史上最も遅い7月10日に梅雨明けした。梅雨の期間は55日だった。

 新型コロナウイルスの影響が続く中、雨で部屋を換気する回数が減ることも予想され、沖縄県などは定期的な換気をするよう呼び掛けている。【琉球新報電子版】