
沖縄県高校総体開催を正式決定した県高体連の上地勇人会長と竹西正好理事長の一問一答は次の通り。
―理事会での決定は。
上地会長「30競技の実施を決めた。ラグビーは開催に向け現在調整している。(新型コロナウイルス感染防止対策に関する)大会実施ガイドラインを策定し、各専門部に示した上で万全の態勢で開催する。(今後県内で)感染拡大があれば、中止の判断もある」
―ラグビーが調整とは。
竹西理事長「日本ラグビー協会の感染防止策をまとめたガイドラインで、当面接触プレーができないとしていることから現在検討としている。何らかの形で実施できるよう調整する」
―そのほか接触が伴う競技については。
竹西理事長「相撲やレスリングなどの接触が伴う競技は15日にも部活動が全面再開すること、複数の学校で合同練習の予定があることなどから実施可能と判断した。手指やマットなどの消毒はこれまで以上にしっかり対策し行う」
―3年生の救済措置などはあるか。
理事長「特別な配慮は必要と考えており、全競技で調整している。登録選手枠に追加で3年生を入れることはできるかなど調査しつつ具体的に進めたい」
―出場などが制限される競技はあるか。
竹西理事長「例年と同様の県総体の位置付けで、出場選手に制限はない。ただテニスやバドミントンは団体戦のみ。卓球は人数制限を掛ける。重量挙げは2日間のものを1日間で、ボウリングも通常6ゲームから3ゲームに短縮するなどの対策を取る。陸上なども一発決勝などを検討している」
―生徒へメッセージを。
上地会長「全国総体がなくなり、いまだ気持ちの整理がつかない生徒もいると聞く。少しでも生徒の目標になるような大会を開けないか各専門委員長らをはじめ、努力してきた。高体連としては大会開催に尽力し、生徒の活躍の場を設けたい」