辺野古移設「理解進んだ」 県議選の結果受け菅官房長官


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菅義偉官房長官

 【東京】菅義偉官房長官は8日午前の会見で、7日に投開票された沖縄県議会議員選挙で米軍普天間飛行場の辺野古移設容認を掲げた自民党が議席を増やしたことに触れ「そうしたこと(辺野古移設)についてかなり理解が進んでいるのではないか」と述べ、辺野古移設に対する県民の理解が広まったとの認識を示した。一方、辺野古移設反対派が多数を占めていることを踏まえ「政府としては一つ一つ丁寧に説明しながら、辺野古移設を前に進めたい」と述べ、移設工事を続行する考えを示した。

 また、新型コロナ感染症の影響で中断している辺野古新基地建設工事の再開時期については「受注者や米軍の間で現場の調整を行いながら、沖縄防衛局で適切に判断する」と述べ、工事再開に向けた調整を進めてく考えを示した。【琉球新報電子版】