本部町で「記録的大雨」も 沖縄本島に梅雨空戻る 23日も前線の影響に懸念


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 沖縄本島地方は22日午前、梅雨前線の影響で曇りや雨となっており、所により激しい雨が降っている。沖縄県本部町瀬底島付近では22日午前3時30分までの1時間に解析雨量で約110ミリの猛烈な雨が降り、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。本部町に設置した雨量計でも午前3時21分までの1時間で77・5ミリとなり、観測史上最大の雨を記録した。

 沖縄気象台によると、沖縄本島地方は22日に多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降るとみられる。23日午前9時までの24時間の雨量は多い所で100ミリと予想されている。

 積乱雲の発達の程度によっては、23日にかけて再び警報級の大雨となるおそれもある。気象台は土砂災害や低い土地の浸水などに注意し、熱中症などの対策として暑さを避けて水分補給をこまめにするよう呼び掛けている。

 23日の「慰霊の日」も、前線の影響は続くと予想されている。気象台によると沖縄本島地方と大東島地方は曇りや雨の天気となり、所により雷を伴う。先島諸島はおおむね晴れるが、所によりにわか雨がある見込み。【琉球新報電子版】