子どもの居場所支援など26団体に743万円助成 りゅうちゃん募金


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りゅうちゃん子どもの希望募金の助成事業に採択された団体の関係者ら=1日、那覇市の県総合福祉センター

 琉球新報社が県共同募金会と連携して実施する「りゅうちゃん子どもの希望募金」の助成事業内定交付式が1日、那覇市の県総合福祉センターで開かれた。2019年度の繰り越し分を含めた743万円を子どもの居場所支援や学習支援、生活困窮世帯の一時生活支援に携わる26団体に助成した。助成は今回で5回目。

 代表で内定通知書を受け取った、学習支援ひろば「くじら寺子屋」(沖縄市)の山下千裕代表は「コロナ禍で子どもの居場所を運営する、たくさんの団体などが活躍した。引き続き、活動に対して応援してもらいたい」と述べた。県共同募金会の湧川昌秀会長は「それぞれの団体が寄付者の思いに応え、初期の目的を達成することを期待している」とあいさつした。
 琉球新報社の糸数淳専務は「子どものために活動する皆さんに敬意を表したい。今後も子どもの支援をお願いしたい」と話した。同募金は、2015年末から本紙が取り組む「子どもの貧困」問題キャンペーンへの反響を機に、琉球新報社と県共同募金会の連携で16年1月に活動を始めた。