「大きい!」 蛾の「ヨナグニサン」羽化 与那国・久部良小児童が歓声


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羽化したアヤミハビル(ヨナグニサン)=6月、与那国町

 【与那国】「わーっ!大きい!」―。久部良集落にある林の中で子どもたちの声が響く。与那国町立久部良小学校(田島正敏校長)の3年生は6月26日、ヨナグニサン(与那国の方言名でアヤミハビル)がサナギから成虫に羽化する様子を観察した。

 学校林で与那国町教育委員会の村松稔さんと共に昆虫や植物に触れ合いながら学習を進めてきた。かねてから、ヨナグニサンの幼虫や繭を見守り、観察していた児童らだが、この日は、羽化した成虫のヨナグニサンに出合うことができた。

 羽化した個体はメス。「大きい!」「触ったら駄目だよ」子どもたちは目を大きく見開いて、羽化したばかりのヨナグニサンにくぎ付けとなった。
 (村松友紀通信員)