公民館で史上初の臨時会 宜野湾市議会が米軍コロナ防止求め決議 本会議場が改修工事中


この記事を書いた人 Avatar photo 斎藤 学
米軍にコロナ感染防止対策などを求める決議を全会一致で可決する宜野湾市議会=17日午前、市立中央公民館

 【宜野湾】米軍普天間飛行場での新型コロナウイルス感染拡大を受け、沖縄県の宜野湾市議会(上地安之議長)は17日午前、臨時議会を開き、感染防止対策や情報開示を求める決議と意見書の両案を全会一致で可決した。臨時会は本会議場が改修工事のため市立中央公民館で開いた。議会事務局によると、本会議場以外の開催は市議会史上初めて。

 両案は(1)米軍関係者の感染者数、行動履歴など具体的情報開示(2)感染拡大収束まで軍人や軍属などの基地外への外出禁止を徹底(3)日米地位協定を抜本的に改定し検疫法などの国内法を適用―することなどを求めている。宛先は首相や第3海兵遠征軍司令官ら。17日午後に沖縄防衛局を訪ね、意見書を手交する。【琉球新報電子版】