【渡嘉敷】今年1月から沖縄県にインターンシップ(就業体験)で滞在している中国の桂林旅游学院大学、ベトナムのハノイ国家大学の学生18人が7日、渡嘉敷村の阿波連ビーチでボランティア活動の一環でビーチクリーン活動を行った。受け入れ支援団体の一般社団法人・日本インターンシップ支援協会の塚越一嘉会長やスタッフも参加した。
一行は阿波連ビーチに隣接するペンション「シーフレンド」の大城秀人社長や同村前副村長の大城良孝さんの協力で阿波連ビーチのごみや漂着物などを拾い集めた。その後、シーフレンドのインストラクターの指導でシュノーケリングにチャレンジしてケラマブルーの海を満喫した。
学生は半年から1年の期間で沖縄に滞在しているが、新型コロナウイルスの影響で自国へ帰れない学生もいるという。塚越会長は「学生は、職場外実習としてさまざまなボランティア活動を実施しているが、3月からコロナの影響で実習はしていない。今回は渡嘉敷の美しい海を通し沖縄の良さを肌で感じ、ストレスを解消させたいと思った。みんな喜んでくれてうれしい。今後も渡嘉敷島体験をさせたい」と満面の笑みで話した。
ベトナムのホアさん(22)は「ごみも少なくてきれい。色とりどりのサンゴや熱帯魚も多く、きれいな海に感動した。環境を大事にしたい」と笑顔を見せ、中国・重慶市から来た秦大坤(シンダイクン)さん(23)は「白砂やブルーの海を初めて見た。島に来て良かった」と声を弾ませた。
(米田英明通信員)