琉球朝日放送社員がコロナ感染 40代男性、報道制作を担当 会食の来県男性が陽性


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 琉球朝日放送(那覇市)は18日、報道制作局の内勤の40代男性管理職社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同社によると、男性社員は東京から来県した複数人と7月13、14日に糸満市や那覇市内で会食した。帰京した男性の感染が16日に判明したため、男性社員は17日に濃厚接触者としてPCR検査を受け、18日午後に陽性が確認された。

 男性社員は現在保健所の指示に従い、県内の医療機関に入院している。熱や咳などの症状はない。同社は社員の感染を受け、17日に専門業者が各フロアなどを消毒した。また、男性社員の接触者をリストアップし、19日に保健所と相談し、PCR検査を要望する。

 同社は「新型コロナウイルスの感染予防を伝えてきたにもかかわらず、局から感染者を出してしまったことをおわびする。これまで以上に感染予防に努める」とコメントした。

 県は18日、基地従業員13人を含む41人を対象に新型コロナの検査を実施したが、感染はゼロだった。琉球朝日放送の社員の感染について、県は「調査中」としている。感染が確認された琉球朝日放送の社員を含めると、県内の累計患者数は計150人となった。【琉球新報電子版】