<ロッカールーム>真価発揮 貫禄勝ち
テニス男子団体は沖縄尚学が王者の真価を発揮した。
ダブルスでは新垣勇斗、荒川拓来が息の合ったプレーで完勝。左利きの荒川がサーブで崩し、新垣が前でボレーを狙うスタイルで序盤から主導権を握った。二つのシングルスもエースの奥村龍太郎、喜屋武一心が巧みな試合運びで貫禄勝ちした。
主将の奥村は昨年のシングルス覇者。ことしは個人戦がなく、その思いもぶつけた。3ゲームずつを奪い合ってから一気にギアを上げ、サーブがさえて相手のペースを崩した。強烈な返しのフォアも効果的に決まった。最後はネット際の小技で勝負を決め、6―3で突き放した。
九州、全国大会がなくなり、チームはモチベーションが落ちた状態から心身ともに本来の姿へと戻す努力をしてきた。
新垣は「練習できついこともたくさんあったが、仲間と優勝できてよかった」、荒川は「いざ終わりとなると寂しい気持ちになる」とそれぞれ勝利の味をかみしめた。 (大城三太)
―――――――――――――――――――――――― (奥武山総合運動公園テニスコート) 【男子】 ▽準々決勝 沖尚 2―0 那覇西 浦添 2―1 沖縄工 興南 2―0 那覇 首里 2―1 コザ ▽準決勝 沖尚 2―0 浦添 首里 2―1 興南 ▽決勝 沖尚 3―0 首里 【女子】 ▽1回戦 知念3―0嘉手納、球陽3―0南部商・やえせ高支、那覇2―1興南、コザ3―0前原、中部農林2―1北谷、読谷3―0宮古、那覇国際3―0開邦、与勝3―0浦添、陽明3―0向陽、普天間3―0石川、具志川3―0昭薬付、那覇西3―0豊見城、首里東2―1西原 ▽2回戦 沖尚3―0知念、那覇2―1球陽、コザ2―0中部農林、那覇国際2―0読谷、小禄3―0与勝、普天間2―0陽明、具志川2―0那覇西、首里3―0首里東 ▽準々決勝 沖尚 2―0 那覇 コザ 2―1 那覇国際 普天間 2―0 小禄 具志川 2―1 首里