辺野古埋め立て工期2カ月延長、防衛省が届け出 感染で作業中断


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 防衛省は27日までに、名護市辺野古の新基地建設で7月末までとしていた埋め立て区画(6・3ヘクタール)の工期を2カ月延長し、9月末に変更した。今年4月に工事関係者の新型コロナウイルス感染が確認され、作業が約2カ月間中断したためだという。同省は県に工期の変更を届け出た。

 現在、辺野古の工事は隣接する二つの区画で埋め立て土砂が投入されている。6・3ヘクタールの区画は当初の工期が変更され、2020年7月末までの予定だったが、再度の延期で9月末までとなった。

 もう一方の区画(33ヘクタール)の工期は21年9月末までとなっている。

 辺野古の土砂投入は関係者の新型コロナ感染が判明し、4月17日から6月11日まで中断していた。

 2区画では約319万立方メートルの土砂が使われる予定だが、防衛省は今月8日の国会答弁で、契約済みの工事はそのうち約153万立方メートルで、現状の進捗(しんちょく)率は「約5割」と説明している。