【沖縄】沖縄国際大学の砂川かおりゼミと沖縄野鳥の会は19日、コアジサシの繁殖地となっている沖縄市の泡瀬干潟を訪れ、観察会を開いた。太陽が照りつける中、子ども含め約10人の参加者がコアジサシの群れを間近で確認した。泡瀬干潟の沖合にある砂州では、生まれたばかりのひなや卵も確認できた。
出発前、コアジサシの生態系や保護について、砂川ゼミの学生があらかじめ英語で説明し撮影した動画をみんなで視聴した。
コアジサシは絶滅危惧種の渡り鳥で、額や全身は白いが頭部と目の周辺が黒い。くちばしは黄色。繁殖期は5~7月となっている。
沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「この3、4年、順調に繁殖できているのを確認できている。良かった」と語った。
砂川ゼミは今後も泡瀬干潟やコアジサシについて学習会やフィールドワークを開く予定。