新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県の緊急事態宣言を受け、県内14市町村が幼稚園や認定こども園、公立こども園の夏休み中の預かり保育について、保護者に家庭保育への協力要請や依頼などをしている。
協力依頼をしていても、仕事などで家庭保育が困難な場合は保育を受け入れている自治体がほとんどだ。預かり保育を実施する竹富町は、西表島で4日に感染者が確認された影響で、同島の幼稚園1カ所を休園した。新型コロナの影響で、預かり保育全てを中止している市町村はない。
夏休み明けの園の再開について現時点では「予定通り」とするところが多い。「北部地域の感染レベルが上がったら対応する」(名護市)、「感染者が出たら休業を検討する」(大宜味村)とする市町村もあり、流動的な側面もある。
県内の保育園や学童保育でも家庭保育への協力を呼び掛ける動きは広がる。伊是名村は保育園の家庭保育協力要請は出さず、通常通り児童を受け入れている。