沖縄県は8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに84人確認されたと発表した。7日に100人の感染者が確認され、それに次ぐ規模となった。590人の行政検査で52人、保険診療で32人の陽性が判明した。感染者数は累計で968人となった。
一方、米軍関係者は7人の感染者数が確認されたと米側から県に報告があった。内訳はうるま市のキャンプ・コートニー6人、嘉手納基地で1人としている。
急速な感染の拡大と検査の増加で医療機関や各保健所には大きな負担がかかっている。このため玉城デニー知事は7日、PCR検査の在り方を見直し、重症リスクの高い人を優先に実施する方針を発表している。
これまでは濃厚接触者は症状がなくても検査を実施していた。今後は濃厚接触者のうち症状がない人は、保健所の判断で医療・介護従事者や基礎疾患がある人、65歳以上の高齢者を検査の対象とする。【琉球新報電子版】