コロナ感染者2人が死亡、計13人に 中部管内の90代男性と南部の50代女性


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 県は16日、新型コロナウイルスに感染した男女2人が死亡したと発表した。いずれも死因は調査中。県内の新型コロナウイルス関連死亡者は合計13人となった。

 県によると、死亡したのは中部保健所管内に住む90代の男性と南部保健所管内の50代女性。男性は5月20日に基礎疾患治療のため中部保健所管内の病院に入院した。8月6日に38度台の発熱があり、7日に急性肺炎と診断された。11日にPCR検体を採取したが同日亡くなった。12日に行政検査で陽性が確認された。県によると、入院していた病院はクラスター(感染者集団)が発生している。感染経路などを調査している。

 50代の女性は5日に下痢の体調不良を訴えて職場から帰宅したが、その後連絡が取れなくなった。10日に警察が自宅を訪ねたところ死亡が確認された。警察が死因などを調べている際に、女性の職場の近隣で感染した人がいることが分かったため行政検査を実施し、14日に陽性が確認された。

 16日には、県内で新たに60人の感染が確認された。うち17人が70歳以上だった。県内の累計感染者は1618人となり、7月以降の感染者数は1476人となった。人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は40・50人で全国最多だった。

 県によると、クラスターの発生しているうるま市内の通所介護(デイサービス)施設関連の感染者は合計で32人となった。

 米軍関係の新規感染者は、キャンプ・コートニーとキャンプ・フォスターでそれぞれ1人の感染が確認された。米軍基地内の感染者は累計で337人。
 【琉球新報電子版】