台風8号、沖縄本島の中北部各地で大雨、床下浸水や道路冠水【8月24日午後9時】


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台風8号の大雨で側溝からあふれ出る雨水=24日午後9時ごろ、うるま市石川伊波

 【中北部】台風8号に伴う大雨で24日、沖縄本島の中北部で床下浸水や道路の冠水など被害が相次いだ。中北部には土砂災害、浸水害の大雨警報や洪水警報が発表されており、気象庁は低い土地での浸水や河川の増水などに厳重な警戒を呼び掛けている。

 名護市では午後5時半から同6時半ごろにかけて為又や大北、大東、我部祖河などで道路冠水が相次いだ。大北では車両3台がタイヤの高さまで水没、為又では民家1軒が床下浸水したが、人的被害はなかった。

 恩納村では谷茶で1件の床上浸水、南恩納で3件の床下浸水があったほか、山田で車3台が浸水した。谷茶で2人、南恩納で1人が避難した。金武町金武でも1件の床上浸水と、車3台が水没したが、人的被害はなかった。国頭村では謝敷で1人が避難した。

 24日午後6時すぎには、台風8号の影響による大雨で嘉手納町野国の国道58号で大規模な冠水が発生した。このため北谷町砂辺から嘉手納町野国の片側3車線が全面通行止めとなった。午後8時までに解除された。

 全面通行止めの間、北谷町の国体道路入口から嘉手納ロータリーまでの約5キロは車両が進入しないよう県警が迂回路に誘導していた。迂回路は米軍嘉手納基地の周囲を通るため迂回路は約12・3キロとなっていた。【琉球新報電子版】