辺野古新基地など「対話で解決する場を」 玉城知事が菅新総裁に注文


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菅氏自民党の新総裁となった菅氏についてコメントする玉城デニー沖縄県知事=14日

 沖縄県の玉城デニー知事は14日午後、自民党の新総裁に菅義偉官房長官が選出されたことについて、「菅新総裁は、これまで基地負担軽減担当として沖縄の基地負担軽減にしっかりと取りくんできたという自負をお持ちだと思う。これからも現実的な基地負担の軽減に努めていただくとともに、かねてからの懸念である普天間飛行場の危険性の除去と、辺野古の新基地建設問題など、われわれ沖縄県が抱える問題に真摯に向き合っていただき、対話によって解決をする、その場をつくっていただくことに積極的にご尽力いただきたい」と述べた。

 玉城知事は菅氏が新総裁に選ばれたことに「まずは心からおよろこび申し上げる。総務大臣、内閣官房長官など政府の要職を歴任され、経験、見識、政策にも精通しているということで、これまでの取り組みについても大きな期待が寄せられた上での総裁への選出であろうと思う」と語った。その上で、新型コロナウイルスの影響で大きな影響を受けている国民の生活や経済、教育、医療など、さまざまな分野の課題の立て直しに「しっかり取り組んでいただきたいと期待を申し上げたい」と話した。【琉球新報電子版】