新聞記事を読み、考え深める 記者を招き授業 うるま市・アミークス小学校


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新聞記事を読み、考えをまとめる沖縄アミークスインターナショナル小学校の5年生=16日、うるま市栄野比の同校

 【うるま】沖縄アミークスインターナショナル小学校(うるま市栄野比)の5年生は16日、新聞記者を招いて新聞記事の読み方を学ぶ授業に取り組んだ。

 琉球新報と沖縄タイムスの同日付の1面記事を見比べ、同じ記事の扱い方や見出しの違いについても学んだ。その後、グループごとに分かれ、小学生向けの新聞やデジタル記事を読んだり、各記事の見出しを組み合わせ川柳を作成したりした。

 児童らは、少女が殺処分予定だった犬と交流し成長していく記事や、手塚治虫の作品を学習した人工知能(AI)が漫画のあらすじを作成した記事などに特に興味を持っていた。記事を読み、自身の考えを深めた。

 5年の北角真路さんが書き、本紙特別紙面に掲載された慰霊の日の詩が、他県でも共感を呼んでいると報じた記事も紹介された。記者が、記事を書く上で気をつけたことや見出しの付け方などについて児童に話した。

 授業後、比嘉こまちさん(10)は「ヘアドネーションの記事を読み、いつか自分でも挑戦してみたいと思った」と話した。児童らは記事を読んだ感想をまとめ、琉球新報社主催のしんぶん感想文コンクールなどに応募する。