メキシコで泡盛好評 ジェトロ、オンライン試飲会開催


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
「バーチャル酒造所ツアー・試飲会」で、泡盛のボトルデザインに注目するメキシコの参加者ら=現地時間12日(Zoomから抜粋)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)メキシコ事務所とジェトロ沖縄は13日、沖縄とメキシコをオンラインでつないだ「バーチャル酒造所ツアー・試飲会」を開催した。県内の泡盛3酒造所が、メキシコの飲食店や小売店の担当者に対して、飲み方や食事との組み合わせを提案した。

 メキシコの食品商社のJFCメキシコと、取引先の飲食店、小売店の担当者らがメキシコシティの和食レストランに集まり、事前に沖縄から輸送された泡盛や泡盛リキュール、泡盛を用いたスピリッツなどを試飲した。沖縄からは、久米島の久米仙、多良川、比嘉酒造の3社が、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて各酒造所の特徴やこだわりを紹介した。
 参加者からは「脂っこい食事にも良く合う」「酸味のあるオレンジジュースで割るとおいしいと思う」「アルコール度数40度はきついと思ったが、カクテルにすると飲みやすい」など、好意的な反応があった。
 ジェトロ沖縄の担当者は「実際に現地でイベントを開催するのに比べて、バーチャルツアーはコストや労力面でハードルが低い。メキシコの参加者にとっても、沖縄に直接行かなくても酒造所に詳しい話を聞ける機会を設けられた」と話した。
 ジェトロはこれまでに、佐賀県の有田焼や四国地方の日本酒を、オンラインでメキシコなどの顧客に紹介する取り組みをしてきた。