25年ぶり舞台「洞窟」中止、城間やよいさんらコロナ感染受け


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演劇「洞窟」の稽古をする出演者=10日、那覇市のひめゆりピースホール

 エーシーオー沖縄(下山久代表)は22日、25日から31日まで那覇市のひめゆりピースホールで開催予定だった演劇「洞窟(ガマ)」(嶋津与志作)の出演者2人が新型コロナウイルスに感染したことを受け、公演中止を決定した。感染した出演者の1人はお笑いコンビ「泉&やよい」の城間やよいさん。エーシーオー沖縄は「管轄保険所指導の下、検査等の対応をすすめている。関係各所と連携し、感染拡大の防止に努める」とコメントした。

 「洞窟」は、沖縄戦末期の南部の壕(がま)を舞台に、敗戦兵と避難民が混在する極限状態の中、人々の生きざま、死にざまを通して人間の命の尊さを描いてた1980年初演の作品で、今回実現すれば1995年以来25年ぶりの上演だった。【琉球新報電子版】