沖縄初の芥川賞作家で27日に亡くなった大城立裕さん(95)の告別式が30日午後、沖縄県浦添市のいなんせ会館で営まれた。大城さんの幅広い活動を裏付けるように文学や芸能関係をはじめ交流のあった多くの人が参列し、最後の別れを告げた。
喪主で長男の達矢さん(63)は弔辞で、訃報が大きく報じられたことに触れ「数多くの方々との交流が見えてくるにつれ、父の外での大きな存在が見えてきた。家族にとっては何をさせても不器用で危なっかしく見えることが多々あったが、優しくおおらかな人でした」とあいさつした。【琉球新報電子版】