米軍機の住宅地飛行禁止「声上げ続ける」 東村長、平和行進の参加者と面会


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沖縄平和行進に参加した日本山妙法寺の武田隆雄さん(左)ら参加者に「米軍機が住宅地上空を飛ばないよう声を上げ続けたい」と述べる當山全伸東村長=11日、東村役場

 【東】東村の當山全伸村長は11日、日本山妙法寺の武田隆雄さん(68)ら沖縄平和行進の参加者らと東村役場で面会し、「米軍機が住宅地上空を飛行しないよう声を上げ続けたい」と強調した。3年前に高江の牧草地に米軍ヘリが不時着・炎上した事故に触れ「一歩間違えば住民が巻き込まれるところだった。日米地位協定が改定されない限り、同じような問題が起き、同じような課題で(再発防止を)要請しなければならない」と述べ、改定の必要性に言及した。

 面会に参加した宜野座村在住の僧侶、鴨下祐一さん(37)は「沖縄平和行進のほか、2014年は米国でも行進し、下院議員と面会したり、オバマ大統領に手紙を送ったりした。基地問題解決のために行動を共に続けていきたい」と話した。

 今年の沖縄平和行進は10日に那覇市を出発。11日は東村役場や同村高江の米軍北部訓練場付近を歩き、基地撤去を訴えた。

 12日は辺野古新基地建設の中止を求め、名護市辺野古や土砂搬出現場の同市安和などを歩く予定。