リピーターも!「耳まで柔らか」あまーい高級生食パン 道の駅で販売


この記事を書いた人 Avatar photo 斎藤 学
高級生食パン「道」を手に「週末の褒美として食べてほしい」と話す島袋克直さん(左)ら=3日、道の駅許田

 【名護】名護市の道の駅許田にあるパン工房ラ・ガールが販売している高級生食パン「道」が人気を呼んでいる。土日限定販売だが中南部から訪れるリピーターもおり、新型コロナウイルスの影響で外国人客らが減少した駅に、にぎわいをもたらしている。

 高級生食パン開発は昨年、工房責任者の島袋克直さん(44)ら店員6人で取り組んだ。きっかけは島袋さんの長女で当時北部農林高食品科学科3年生だった桃佳さん(19)の「面白そう。やってみたら」のひと言だったという。

 約3カ月間試作を重ね、生クリームや練乳、はちみつを練り込んだ「耳まで柔らかい生食パン」を完成させた。ジャム無しでもおいしく食べられる甘みも特徴だ。桃佳さんからも「おいしい」と太鼓判をもらい、昨年10月に販売を始めた。

 島袋さんは「週末の褒美として食べてほしい。今後は黒糖など地元食材を練り込み、新たな味を提供できれば」と話した。

 コロナ禍で一時は客足が例年の3割まで落ち込んだ同駅。最近はようやく戻りつつある。金良宗貴駅長は「パンの香りに誘われ立ち止まる客も多く、駅を活気付けている」と喜んだ。

 生食パン「道」は2斤800円、1斤400円、半斤200円(いずれも税込み)。問い合わせは道の駅許田(電話)0980(54)0880。