座礁した土砂台船、来週離岸作業へ 辺野古新基地建設の建材を運搬 恩納村名嘉真


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連結した状態で座礁したスパット台船の「駿河」(前方)と押船兼作業船の「第一駿河」(後方)=2日午後、恩納村名嘉真

 【恩納】12月30日に沖縄県恩納村の名嘉真海岸の浅瀬に乗り上げた土砂陸揚げ台船「駿河」の離岸作業が、13日以降の大潮に合わせて実施される見通しとなった。同船は辺野古新基地建設の建材の運搬船で、5日現在も名嘉真海岸の浅瀬に乗り上げたまま。発注者の沖縄防衛局は「潮位の変動を考慮しつつ準備ができ次第作業を行う」としている。

 防衛局によると、駿河は年末の悪天候の予報を受け、避難するため本部町の瀬底島付近に停泊していた。何らかの原因でアンカーワイヤが切れ、恩納村の名嘉真海岸まで流された。