沖縄のコロナ感染源「家庭や会食」が45% 年末年始にかけ「県外からの持ち込み」も増加傾向


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 県は27日、昨年7月から今月19日までの県内感染者の推定感染源を公表した。感染源が判明した6022人のうち、「家庭」や「会食」が全体の45・9%を占めた。7月8日~11月18日までと比較し、年末年始にかけ「県外からの持ち込み」の割合も増加傾向にある。

 県のまとめによると、6022人のうち「家庭」での感染が1512人と最も多く、25・1%だった。「会食」が20・8%、「接待を伴う飲食」が16・9%と続いた。

 年末年始や成人式の影響で感染者が増加した1月1~19日では、感染源が判明している983人のうち「会食」が33・2%、「家庭」が26・7%。「県外からの持ち込み」は、昨年11月の公表で2・8%だったが、今回は12・3%を占め、増加傾向にある。

 県の糸数公保健衛生統括監は「11月以降の傾向として、『県外からの持ち込み』の占める割合が上昇している。営業時間短縮の効果で、接待を伴う飲食店の割合は減少傾向にある。一方、会食は20~30%を推移しており、年末年始に感染の中心になっていたことが推察される」と分析した。