第一交通産業(福岡県、田中亮一郎社長)は5日、2021年3月期の第3四半期(20年4~12月)連結決算を発表した。沖縄地区のバス、タクシー、不動産など全6事業の売上高合計は、前年同期比34・5%減の49億5200万円だった。
事業別では、主力のバス事業が同52・3%減の24億2700万円だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校措置で、路線バスの通学利用者が減少したほか、貸し切りバスは修学旅行や団体客の往来自粛でキャンセルが相次いだ。
タクシー事業は同43・7%減の6億7500万円、不動産分譲事業は同20倍の4億700万円、不動産賃貸事業は同1・4%減の4億8400万円、自動車整備事業は同29・1%増の8億4700万円、バスターミナル事業は同1・0%減の1億900万円だった。
グループ全体の売上高は同15・5%減の628億1300万円、経常損失は1億5900万円、純損失は8億9100万円だった。