相手を「ほめる」ために大切なことは? 日本ほめる達人協会の理事長が伝授した考え方


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
「ほめツボに入ってみよう! ~心をひらく魔法の言葉~」をテーマに講演する西村貴好氏=11日午後、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 日本ほめる達人協会の西村貴好理事長を招いたチャリティー講演会「ほめツボに入ってみよう!~心をひらく魔法の言葉」(琉球新報社主催、沖縄海邦銀行、日本航空沖縄支店協賛)が11日、那覇市の琉球新報ホールで開かれた。具体的な「ほめ方」のポイントを伝えつつ「自分も他者も尊敬し合える世界にしよう」と呼び掛けた。

 「商売人の3代目」の西村さんは「結果が全て」という信念で、細かいだめ出しの達人だったという。しかし「どれだけ正しいことでも、頭ごなしにがつんと言われると受け止められない」と気づいて方針を180度転換した。

 「ほめるとは、その人や物の価値を発見して伝えること、相手をコントロールするために使うものではない」と話し、あらゆるところから価値を見つけるよう「脳の使い方を学ぼう」と助言した。また「この人から言われてもうれしくないと思ったら意味がない」と関係の重要性を指摘。普段の生活から小さな感謝やねぎらいを伝えることで、相手が見守られ、認められていると感じるとした。