豚骨ラーメンの「暖暮」がヴィーガンラーメン 国内で食べられるのは沖縄牧志店だけ


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「ヴィーガンラーメン」をPRする、ハートコネクション沖縄支社の友利美輝店舗マネジャー(右)と、宮城智統括マネジャー=19日、那覇市牧志のラーメン暖暮

 豚骨ラーメンの全国チェーン「ラーメン暖暮」牧志店(那覇市)は、植物由来の食材だけで作った豚骨風の「ヴィーガンラーメン」を提供している。

 豆乳や野菜、昆布のだしをベースにし、「企業秘密」の食材で豚骨風味を再現した。麺も卵不使用だが、小麦の種類にこだわることでコシのある麺にした。チャーシューの代わりに、特製だれに漬けた厚揚げ豆腐をトッピングした。

 ヴィーガンラーメンは、ラーメン暖暮のカナダやアメリカの店舗で人気のメニュー。日本で提供しているのは牧志店だけという。

 海外では動物愛護や環境問題、健康、宗教などの観点から動物由来の食材を食べない人が多い。県内でも卵アレルギーなど、さまざまな理由で豚骨ラーメンが食べられない人がいることから、「誰でも食べられるラーメンを」と定番化した。

 今月15日に販売を始め、1日に10食程度は注文が入るという。県内と海外でラーメン暖暮を運営する、ハートコネクション沖縄支社の友利美輝さんは「対応する店舗も増やし、ゆくゆくはビーガンメニュー専門の店舗も沖縄で出したい」と話した。

 価格は他のラーメンと同じ税込み780円。