在沖米海兵隊員が強制わいせつ容疑で11日に再逮捕された事件を受け、県女性団体連絡協議会の与那嶺清子会長らは25日、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所を訪ね、度重なる軍人・軍属の事件に抗議し、再発防止の徹底などを求めた。与那嶺会長は「被害に遭った女性の恐怖と苦しみを思うと憤りを禁じ得ない。事態の根源は広大な米軍基地の存在にある。基地が無ければこういう問題も存在しない」と訴えた。
抗議では米軍が新型コロナウイルス感染対策で、勤務時間外の基地外での行動を制限している中で、事件が発生したことは「重大」だと指摘した。
要請では(1)被害者への謝罪、被害者のプライバシー保護と心のケア(2)容疑者を厳重に処罰すること(3)再発防止を徹底し、コロナ禍での基地外行動の制限徹底(4)沖縄からの米軍の早期撤退(5)日米地位協定の抜本的改正を早急に進めること―の5項目を求めた。宛先は防衛相と外相。