沖縄総合事務局は25日、農山漁村地域の活性化に取り組む優良事例を選定する、2020年度の沖縄地域版「ディスカバー農山漁村の宝」の選定証授与式を沖縄総合事務局で開いた。今帰仁村の農業生産法人「今帰仁ざまみファーム」の座間味栄太代表らに選定証が手渡された。
今帰仁ざまみファームは、沖縄の伝統野菜「クワンソウ(和名アキノワスレグサ)」の生産・加工・販売を手掛ける。クワンソウは睡眠導入やリラックス効果があるとされ、沖縄で親しまれてきた。
耕作放棄地を利用してクワンソウを栽培し、耕作放棄地の解消に取り組んでいることや、商品開発などで地元の雇用創出にもつながっていることが選定のポイントとなった。今帰仁ざまみファームの座間味代表は「クワンソウを口にしてもらうことで健康になってほしい。今帰仁の知名度向上にもつながれば」と話した。