月面に「X」くっきり 大宜味の崎山さん、観望会で撮影


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上弦の月に現れた「X」=19日、やんばるの森ビジターセンター(崎山朴さん撮影)

 【大宜味】19日夜、太陽光の加減で上弦の月の頃にアルファベットの「Ⅹ」の文字が浮かび上がる月面の撮影に、大宜味村観光協会の崎山朴さん(28)が成功した。同日開催された「やんばる星み隊」主催の観望会で、午後6時半ごろに撮影された。明暗の境界線上にくっきりと「X」の文字が確認できる。他にも「L」「O」「Ⅴ」「E」の文字も見つけることができる。

 年に数回しか出現しない「X」。星空案内人の星みきさんは「月面Xが見られる時間は1~2時間と短い。みんなが観察できる時間帯に見ることができ良かった」と述べた。崎山さんは「Xの文字がきれいに見えた。撮影できてとてもうれしい」と話した。星さんによると今年は偶数月に見ることができるとのこと。観望会の前には手作り望遠鏡のワークショップも行われた。

(安里郁江通信員)

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